2025年10月号【Web社内報】研修旅行は、まるっと関西方面(大阪万博) no.3

2025年10月号【Web社内報】研修旅行は、まるっと関西方面 no.3

10月某日に大阪万博へ行ってきました。
その時の様子をちょこっとご紹介。

みはらリポーターマイク
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大阪万博班

記事:Mさん

今年の研修旅行は、絶対に大阪万博に行く!
今年の3月頃から、そう心に決めていた今回の研修旅行。
まだ万博そのものに行ったことがなく、生涯初の万博に心躍らせていました。
万博内のパビリオンは、事前予約しないと入れないものも多く、特に企業パビリオンは多くが予約制のため、WEBサイトで予約の抽選申込をしないといけません。
わがNTTもパビリオンを出展しており、なんとかそれに行きたいと思い、予約抽選申込をしましたが、あえなく落選。
事前予約は、2ヶ月前抽選と7日前抽選との2回あり、それぞれ第5希望まで申し込め、私の場合、二日間万博に行く予定のため、最大20回の抽選を申込することができたのですが、当選したのは、1つのみ。
ガスパビリオンだけでした。
ちょっとショックでした。
こんなに当たんないものなの?と思い、WEBなどをいろいろ調べると、抽選がまったく当たらない人も多く、一つでも当たったのはまだ良い方なのかなと思いました。
あとは当日の抽選に賭けるしかない!
万博は、研修旅行の2日目、3日目の2日間行く予定なのですが、今回の研修旅行で万博に行くのは、私とH君の2名のみ。
しかもH君は2日目のみで、3日目は私のソロプレイ!w

【万博初日】
私とH君は、朝7時半過ぎにホテルを出発し万博会場へ向かいます。
8時20分に会場最寄り駅の夢洲駅に着いたのですが、もうすでに人でいっぱい。
こりゃいつ中に入れるのやらと心配していたのですが、9時開場で、9時30分過ぎには中に入れました。
よかったよかった。
万博会場の入り口は、西ゲートと東ゲートと二つあるのですが、私たちは、東ゲートから入場。
すぐ近くに万博公式ショップがあったのですが、店内はすでに人でいっぱい。。。
とりあえずH君と万博のスタンプカードを購入し、店を出ます。
そこから、会場中心に向かっていくと、大屋根リングが目の前に!
でかい!
こりゃ、上から見る景色は最高だろうなぁと思いつつ、上るのはあとにして、まずは会場内を散策します。
企業パビリオンは予約制がほとんどですが、海外パビリオンは予約なしがほとんど。
なので、並ばずに入れるところに、ちょこちょこ入り、万博の雰囲気を堪能します。
普段外国人を間近で見ることも少ない私は、海外パビリオン内のスタッフの外国人を見てるだけでも意外と楽しかったです。
唯一事前予約がとれたガスパビリオンは、11時の予約。
H君も同じ時間帯で別パビリオンに予約が取れたみたいで、一旦別行動。
ガスパビリオンは、日本ガス協会が出展するパビリオンです。
モニタで案内役のオバケが会場について簡単に解説。
その後、会場内ホールに案内されました。
ホール内は約50名が収容できる広さ。
そこで、全員がXRゴーグルを装着します。
すると、周りの人たちがオバケに様変わりします。
また目の前の空中にタッチパネルが表示され、手で操作することができます。
なんかマンガの異世界気分を味わえてメチャ楽しい!
上からモノが落ちてくるのを手で受け止めたり、手のひらから発射されるビームを目の前の敵に当てたりと、XR=仮想現実+拡張現実+複合現実をバッチリ堪能できました。
面白かった!
一応ガスパビリオンのテーマというものがあって、CO2に水素を結合させeメタンに変えることで、CO2削減を図っているそうです。
勉強になります!
その後、H君とともに、海外パビリオンを見学。
有名どころのパビリオンは、何時間も行列に並ばないといけなかったので、比較的待ち時間が短いところを見て回りました。
ジブチ、アゼルバイジャン、スペイン、ミクロネシア、モザンピーク、カタール、UAE 諸々
各国のアピール展示物があれやこれやとあって、それはそれで楽しめました。
黒人もいっぱい見たんですが、なんというか体格が良い。
筋肉質の人ばっかで、鼻も高いし。。。
でも愛想は良くなかったかな。
もう疲れてたのかな?
その海外パビリオンに並んでいるときに、企業パビリオンの当日予約を試みてはいたのですが、まったく取れず。
WEBサイトで、パビリオンの予約枠を更新更新でチェックして、あ、枠が空いた!って思ったら、すぐに予約を申込といったことを繰り返していたのですが、エラーになって申込完了まで行かず。。
ガンダムパビリオンというのもあって、会場前には、巨大なガンダム象。
このパビリオンにも入りたかったのですが、予約は取れず。
写真だけとって終わりでした。
結局、この日は、当日予約は取れず。。。
そうこうしている内に、H君は、18時に会長達グループとご飯の待ち合わせのため、16時で別れて、そこから私の1人プレイ開始です。
午前中行けなかった、大屋根リングの上を散歩です。
1周約2km。
1周しましたよ。
周りの素晴らしい景色眺めながら。
大屋根リングの上も人が多く、特に、花火が上がる南側は人があふれていました。
警備員さんの「立ち止まらないでください!」の声がずっと響いていて、うるさかった。
そして、18時30分になり、花火が上がり始めます。
大屋根リングの上から見る花火は、爽快でした。
私自身、なんか久々にゆっくりと花火を見たなって感じで良かったです。
そのあとも、プロジェクションマッピングやドローンショーを見て、初日は終了です。
スマホを見ると、なんと今日1日で、31000歩も歩いていました。ビックリ!

【万博2日目】
今朝は、昨日よりもさらに早く7時過ぎにホテルを出発。
8時前に万博会場に到着。
9時前には、東ゲートの手荷物検査場前まで来ることができ、早く会場に入れるなと思っていたのですが、結果入場できたのは、9時20分。
昨日より15分くらいしか早く入れなかった。。
今日の目当ては、「イタリア館」 
テレビでも5時間以上の待ち時間が放送されていたほど人気のパビリオン。
今日は、そのイタリア館に入るべく、朝一で並びます。
イタリア館がある場所は、私が入場した東ゲートの反対側の西ゲート付近。
直線距離にして約600メートルあります。
走っていきましたよ。
9時30分頃にイタリア館前に到着。
さて、どこに並べばいいのかなと、イタリア館入り口から並んでいる列をずっと追っていきます。
追っていくんですが、なかなか後ろが見えません。
あれ?あれ?大屋根リングの下にずらーっと並ぶ人、人、人。
最後尾はどこかとずっと追って
いったところ、およそ100mくらい離れたところに列の最後尾がありました。
やべー、もうこんなに並んでる。。。大屋根リングの下を、クネクネと蛇のように並んだ列が幾重にもできており、ざっとみたところ、500~600人は並んでるなぁといった感じでした。
まぁ、それでも早くに並べたので、テレビであるような5時間待ちとまではいかないだろうと、ちょっと高をくくっていましたが。。。
甘かった。
待ち始めて1時間。
なかなか列は進みません。
イタリア館入り口付近の様子は、そこから全く見えませんので、とにかく列の動きについて行くしかなく、なにがどうなっているのか、まったく分からず、ただ時が過ぎるのを待つだけです。
待っている間、他の企業パビリオンの予約を試みていたのですが、やっぱり取れず。。
とにかく申込ボタンを押すとエラーが出て、その繰り返し。
いい加減、それにも飽きてきて、並び始めて2時間くらいで諦めました。
イタリア館に並んでいる人の中には、持ち運びイスを持ってきている人も多く、なんか待ち慣れている人も多数いて、え?あなたもしかして、これ初めてじゃないの?って思う人もいっぱいいました。
私は、持ち運びイスなど当然持っていないため、ほとんどの時間立ちっぱなしでした。
たまに座り込んだりしていましたが、すこーしずつでも移動があるので、座ったり立ったりも結構辛かったわぁ。
3時間くらいたったでしょうか、ようやく半分くらい進んだかなって感じです。
大屋根リングには、エリア毎に番号が割り当てられていて、イタリア館がある場所は、大屋根リングの9番エリアです。
それに対して、私が朝9時半に並び始めたのが13番エリア。そして今居るのが11番エリア。
なので、おおよそ半分くらい進んだんだなって分かりました。
このあたりで、ようやく並んでいる人の全体像が見え始め、朝並び始めたときには、500~600人位並んでるかなぁって思っていたのですが、実は2500人位並んでいたことが分かりました。
まじやべーですよ。。
かなりの人は座って待っているのに対し、私は立っていることが多かったせいか、道行く人に「これ、並んでるんですか?」とか「これ、なんの列なんですか?」と声を掛けられることも多かったです。
イタリア館に並ぼうとしている人からもよく声を掛けられ、「これ、どこから並んでいるんですか?」と聞かれ、それに対して私は、向こうを指さし、「14番エリア付近が最後尾ですよ」と教えてあげるのは、ちょっと楽しかったですw
さて、これだけ長時間並んでると、前後にいる人達との妙な親近感が生まれてきます。
私の前にいた人は、40代の夫婦。
後ろにいた人は、70代の夫婦。
どちらの夫婦も待っている間、いろんな話をして暇つぶしをしています。
話がどうしても耳に入ってくるので、その二人の関係性がなんとなく分かってきます。
前の40代の夫婦は、優しいご主人で、奥さんに気を遣って「大丈夫かい?疲れてないかい?」と優しく話しかけているのをよく耳にしました。
奥さんもそんなご主人の話をちゃんと聞いて、言葉を返しているところを見ると、良い夫婦だなぁって思いました。
後ろの70代の夫婦は、なんというかお互い乱暴な口調が多く、決してケンカをしている訳ではないのですが、あーだこーだとゴチャゴチャうるさかったです。
そこの夫婦はおばあちゃんの方が強くて、いつも最後にはおじいちゃんが、「はいはい」と諦めていましたwそんなやりとりを何時間も聞いていると、話はしていなくても、なんとなく親近感がわいてくるのが不思
議なものですね。
ここで、ようやく私はあることに気づきます。
一人で並んでいると、トイレも行けないし、食べ物を買いに行くこともできないということに気づいたのです。
夫婦2人で並んでれば、1人が列を離れてトイレだとか、食べ物を買って戻ってくることは可能です。
実際に、その2組の夫婦は、片方がトイレ行きたくなったら行って、お腹空いたねと言っていたらどこからか食べ物を買ってきたりと、待ち時間が長い中でも気分転換ができている感じでした。
ところが私は一人。
列を外れるわけにも行きません。空腹はなんとか我慢できます。
ただトイレだけは我慢できません。
最後まで持つだろうか、ちょっと心配していたのですが、ホテルを出てから水分は1滴もとらず、また、ほどよい暑さで、軽く汗はかくものの、そこまで酷くないことから、尿意をもよおすことはありませんでした。
熱中症になることもなく、これは本当にラッキーでした。
まぁ、最悪、尿意をもよおしたときは、前後の夫婦にトイレの間だけお願いするということはできたと思いますが、周りの悪意ある人が、イチャモンをつけてくる可能性があるなぁと思うとなかなか列を離れることはできませんでした。
そんなことを考えていたら、万博のスタッフの人でしょうか?私の数人後ろの50代位の男性に声を掛けています。
「あの~、あなたが列に割り込んできたとういう通報がありまして、申し訳ないのですが、最後尾はあちらなので、並び直してもらえますか??」
お~!割り込みですかぁ?
そういえば、サイトでも、パビリオンに並んでいる列に割り込んでくる人が結構いるので、スタッフの人が対応することも多いというのを見たことがあるのですが、その現場に遭遇です!どうなるの?
どうなるの?
乱闘騒ぎになる?
とちょっとした期待感をもって見ていたのですが、その男性は、「あ、そうなの?ごめんごめん」と言って、スタッフと一緒に最後尾の方に向かっていきました。
その様子を見る限りでは、悪意を持って割り込んだのではなく、そこが最後尾だと思って列に並んだようでした。
割り込まれた後ろの人が注意すればいいのに、と思ったのですが、周りの人曰く、当事者が注意すると揉め事になることも多いので、割り込みを見たら、スタッフを呼ぶようにしたほうが良いとのこと。
まぁ確かにそうかも。
今私の目の前に割り込みされたら、これだけ長時間並んで心身ともに疲労困憊しているので、感情的になってしまうかも。
時刻は、15時、並び始めて5時間半。
ようやくイタリア館前の9番エリアに到着。
入り口の様子もようやく見えてきました。なんかゴールがあと少しとなると、なんか気持ちがはやりますね。
ここからがまた時間が長く感じられます。
そして、その40分後、15時40分ようやくイタリア館の門をくぐることができました!長かった。。。と言っても、すぐすぐ館内に入れる訳ではありませんでした。
館内は美術館の様相になっているのですが、館そのものが大きなものではないので、収容人数は決して多くないのです。
なので、人が出ていかないと次の人が入れない、館内の状態を見ながらスタッフが中へ誘導しているようです。
館外の通路にもちょっとした展示物はあり、それを見ながら館内へ入っていきます。
そしてようやく館内に入り、展示物のあるホールで、ちょっとした感動を覚えました。
私は決して美術品に対して目が肥えているわけではありませんが、それでも、展示されている彫刻、絵画などを見たら、「すごい。。。」と思ってしまいました。
それぞれの解説パネルは英語なので、スマホで確認しながら見ていたのですが、
・「ファルネーゼ・アトラス」2世紀頃作成 作者不明 ナボリ国立考古学博物館所蔵
・「キリストの埋蔵」ミケランジェロ ヴァチカン美術館所蔵
・「復活したキリスト」ミケランジェロ サン・ヴィンチェンツォ・マルティーレ教会所蔵
・「アトランティックコード」 レオナルド・ダ・ヴィンチ ダ・ヴィンチのスケッチ集
そして、最近追加された美術品が、ルネサンスを代表する画家のひとりであるピエトロ・ペルジーノの
・「正義の旗」ウンブリア国立美術館所蔵
どれも、なんかすごい迫力があり、1点1点見入ってしまいました。館内は、すべて写真OKなのも嬉しかった。こうして、あとで見返すことができるんで。でも写真だと、どうしても生で見たときの迫力に及ばないのですが、その時のことを思い出し、また感動に浸れました。
美術品は、他にも多数あり、約1時間くらい見ていたでしょうか。イタリア館を出たのは5時前でした。
1日掛かりのイタリア館でしたw
今振り返ってみて思ったのですが、イタリアに行かずとも、これだけの美術品を見れたことは、並んだ甲斐があったと思いました。
最後にもう一度、花火を見て、万博ツアー終了です。
良かったです!
初の万博、大満足でした!
生きているうちに国内で万博が開催されれば、もう一回行きたい!

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